私は日本のシャツ専門店向けにドレスシャツを提案し、ベトナムの自社縫製工場で商品を生産し、供給する仕事をしています。弊社は商社でありながらベトナムに自社工場を持っており、「メーカー機能を持つ商社」でもある点が大きな特徴です。その為、海外出張としてベトナムには年に5~6回程出張し、お客様が求める品質を維持・向上できるように務めています。
入社2年目の夏に新規取引を開始するベトナムの工場に1ヶ月間住み込み、現地の方と衣食住を共にする経験をしました。赴いた工場は、日本向けの商品に慣れていないベトナムのローカル工場。「縫えればいい」という基準から「お客様の求める品質を達成する」方向にベクトルを向けることが、私に与えられたミッションでした。
しかし工場の製品品質と生産管理は思った以上に悪く、また生産の知識も経験も無い私に対して工員さんたちの対応は非常に冷やかでした。それでも改善方法について朝から晩まで工場に残り考え、何度も現場を回り、工員さんに提案し働きかけ続けていると、次第に一部の工員さんが助言をして下さるようになりました。
最終的には工場のリーダー全員が集まり、品質向上の為のアイデアを出してくれ、無事日本のお客様が求める商品を納品出来るようになりました。その時に、工場長から頂いた「みんなお前が好きだから品質を上げようとしているんだ」という言葉は、「自分が動き、人が動く」という商社パーソンの原点と醍醐味を教えてくれたように思います。この経験は、人を商材とする私達のビジネスの本質として、今も私の原点となっています。
将来的に販売する商品は変わるかもしれませんが、私はどのような商売形態でも、あの工場での経験のように「熱意」を持ってビジネスを拡大していく姿勢に変わりはありません。
その過程で様々な方々との交流を楽しんでいきたいですね。
社員インタビュー
-
- ライフ部門
- アパレル第二事業部
- シャツビジネスグループ
- 竹本 逸平
- 2013年入社
- 私の一日
- 私のオフの過ごし方
- 休日は、1週間程度まとめて取ることが多いです。きまって海外に一人旅に出て、今まで溜めておいた本を読んだりすることでリラックスしています。写真はマレーシアのランカウイ島に行ったときのものです。ビールが最高でした。