History
1917 1924 1945 2017 年
創業者・野村徳七が証券業にて成功を収めた後、産業分野への進出を図りました。1916年に参加した台湾・南洋方面への旅でゴム農園を視察後、翌年の1917年に「野村南洋事業部」を設立し、ボルネオ(現インドネシア)の「ダナウ・サラック農園」を買収しました。野村貿易の祖業です。
「シンガポール野村商店」設立。野村のゴム農園や精製工場の天然ゴムを自らの手で輸出するようになります。野村の農園や工場は多くがその地域で最大規模を誇るまでに発展します。その事業の特徴は現地労働者の福利厚生に気を配り、地元住民と共存共栄を図るものでした。
第二次世界大戦後、野村財閥がGHQの財閥解体の対象の一つとされたことで、インドネシアの農園は現地政府に没収され、農園事業から撤退しました。野村財閥解体後、傘下にあった各社はそれぞれ独立していきました。野村貿易の前身である野村商店の商事部門も同じく独立し、農園没収後も東南アジアをはじめとした各国からの天然ゴムの輸入を継続しました。
天然ゴム事業の
開始から100年。
現在3部門制を敷いている野村貿易は服飾・食品・機械と幅広く商売を行なっておりますが、唯一祖業から手掛けている事業は天然ゴムのみとなりました。天然ゴムを供給して100年、今後も良質な天然ゴムをお届けできるよう努めてまいります。
100年続く天然ゴムとの歩み
History of our Natural Rubber Business